宮澤内科・呼吸器クリニック

肺炎球菌は肺炎、気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などを起こす細菌の一つです。成人の肺炎の20〜40％は、この菌が原因と言われます。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。

ニューモバックス®（23価PPSV）

いわゆる肺炎球菌ワクチンとはこちらのことです。既定の年齢に達しますと5年に1回、区から接種案内が届きます。対象の方は補助を受けられますので期間内に積極的に受けるようにしてください。 注）当初助成が下りるのは平成30年度まででしたが、2019年度から5年間の延長が決定しました。 このため当該年齢（65歳以上5歳おきの年齢の方）で案内が届いた方は決められた年度内にワクチン接種を受けるようにしてください。 タイミングを逃した方は自費になりますが、適宜ご相談ください。

プレベナー®（13価PCV）

海外でのワクチン併用による肺炎予防効果のデータを受けて、日本でも65歳以上の方に従来の肺炎球菌ワクチンとの併用を推奨する声が上がりました。ただ現時点では日本人の大規模なデータはなく、こちらは任意接種（自費）扱いとなっています。患者さんの持病、感染のリスクなどを考えて検討されてもよいと思われます。

肺炎球菌ワクチン 接種費用	ニューモバックス	9,000円（税込） ※対象年齢の方は公費補助あり。1回のみ。
	プレベナー	11,000円（税込）

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。このウイルスに感染すると潜伏期間（1〜3日ほど）を経て発症し、38度以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、寒気などの全身症状のほか、喉の痛み、鼻水、せきなどの症状も現れます。
インフルエンザワクチンは接種で通常の注射とは違い、ワクチンの効果を得るために免疫を認識する樹状細胞がある皮下に打ちます。
皮膚の下に長くとどめることで種を接するので「接種」。接種後は揉まないでください。
インフルエンザワクチンは皮下注射のため少し痛みがあります。接種当日はお風呂に入っても大丈夫ですが、激しい運動や大量の飲酒は避けてください。
皮下注射後は少し腫れる場合がありますが、免疫が動いていると考えられワクチンの効果です。感染の予防免疫なので、38度以上の熱が出るような他の感染症があった場合はその日のワクチン接種はご遠慮いただきます。
ワクチンは接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヵ月間持続します。
数に限りがございますので、お早めの接種をお勧めします。

インフルエンザワクチン 接種費用	3,500円（税込）

麻疹、風疹混合ワクチン	10,000円（税込）
ムンプス（おたふく風邪）ワクチン	5,000円（税込）
帯状疱疹ワクチン（生ワクチン）	8,000円（税込）
帯状疱疹ワクチン（不活化ワクチン）	21,000円（税込）
B型肝炎ワクチン	5,000円（税込）

抗体検査も行っております。

麻疹IgG（EIA）+風疹IgG（EIA）	8,800円（税込）
ムンプスウイルスIgG（EIA）	4,400円（税込）
水痘帯状ヘルペスIgG（EIA）	4,400円（税込）
HBs抗体（CLEIA）	2,100円（税込）
HBs抗原（CLEIA）	2,100円（税込）